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2024年9月16日~9月20日のニュース

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ストライキが続くボーイング社、コスト削減で一時帰休の実施を発表

9/18/2024・KING5

航空機製造大手のボーイング社は、ピュージェット湾地域にある工場などで13日(金)から約3万3,000人の機械工組合員によるストライキが続く中、資金を温存し、ボーイングが順調に回復できるよう、今後数日間にアメリカ国内の拠点で多数の幹部、管理職、従業員を一時帰休(furlough)にするとケリー・オルトバーグ新CEOが18日(水)に正式に発表した。影響を受ける従業員は、ストライキ期間中、4週間ごとに1週間の一時帰休に入るが、従業員の福利厚生は維持される。また、ストライキが続く間、オルトバーグ氏自身と彼の幹部メンバーも減給にすると発表。2日前の16日(月)には、同社の最高財務責任者(CFO)ブライアン・ウエスト氏がストライキを受けて、雇用凍結と一時帰休実施の可能性を含む複数のコスト削減措置を発表していた。KING5の関連記事はこちら


I-5で武装強盗事件が連続発生、警察がドライバーに注意喚起

9/18/2024・KING5

ワシントン州パトロール警察(WSP)は、捜査中の高速道路I-5で最近発生している武装強盗事件を受けて、ドライバーに注意喚起している。WSPによると、最近3台の車が武装強盗の被害に遭っており、白いSUVが被害者の車にぶつかって、車が停車した際にスキーマスクをかぶったグループが銃を突きつけて携帯電話や財布、さらに車を盗んで逃走している。最初の事件は15日(日)早朝、I-5南行きの320番出口付近で発生し、3人組の容疑者が犯行に及んだ。2件目の事件は、17日(火)の真夜中過ぎにファイフ近郊で発生しており、容疑者は少なくとも6人で、被害者を殴って車を盗み逃走。その後警察がフェデラル・ウェイで盗難車を発見し、容疑者らのうち男1人を逮捕、女2人は家族が引き取った。3件目の事件は17日午前1時過ぎに起っており、被害者のクレジットカードは、その直後に近くのマクドナルドで使用されている。WSPはI-5でのパトロールを強化するとともに、ドライバーに対して、他の車との衝突後は直ちに911に通報するよう呼びかけるとともに、不審と思われる相手には関わらず、安全な場所に移動するなど、事故後は用心深く周囲に注意を払うよう警告している。KING5の関連記事はこちら


シアトル市議会が薬物、売春関連の犯罪増加に対処する条例案を可決

9/18/2024・KING5

シアトル市議会は17日(火)、薬物および売春関連で起訴された者や有罪判決を受けた者に対して、市内の指定区域への立ち入りを禁止する権限を裁判所に与える条例案を賛成多数で可決した。「SODA(Stay Out of Drug Areas)」ゾーン、「SOAP(Stay Out of Area of Prostitution)」ゾーンとも賛成票が8、反対票が1で、それぞれ反対票を投じたのはタミー・モラレス議員のみ。条例案によると、SODAゾーンに含まれるのはダウンタウン・シアトル、インターナショナル・ディストリクト、キャピトル・ヒル、パイオニア・スクエア、ユニバーシティ・ディストリクト、ベルタウンの各地区の一部。またSOAPゾーンはAurora Ave. の N. 85th S. と N. 145th St.の間。またシアトル市内での性行為の売買を軽犯罪(misdemeanor)とし、売春目的の徘徊を助長する行為を重大な軽犯罪(gross misdemeanor)とする。両条例ともブルース・ハレル市長の署名後30日以内に施行され、違反して有罪となった場合、最高364日の懲役と最高5,000ドルの罰金の両方,またはいずれか一方が科せられる可能性がある。KING5の関連記事はこちら


南部定住型オルカのLポッドに子どもが誕生

9/17/2024・KIRO7

クジラ研究センター(Center for Whale Research)は15日(日)にサンファン島付近において、絶滅の危機に瀕している南部定住型オルカ(Southern Resident Killer whales)のLポッドに子どものオルカが生まれていたことを確認した。この子どもはL128と名付けられており、母親のL90とともにバンクーバー島沖を泳いでいるところを目撃され、その後サンファン島付近で再び目撃された。同センターの研究者は、L128は健康で、授乳されており、動きにも異常がないことを確認。また、まだ胎児にみられる特徴が残っていることから、生後数日と推定している。クジラ研究センターは、L90とL128が同海域にいる間、監視を続ける予定。KIRO7の関連記事はこちら


アマゾン・ドット・コム、来年1月から週5日のオフィス勤務を義務化

9/17/2024・KING5

シアトルに本社を構えるアマゾン・ドット・コムのアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は16日(月)、2025年1月2日から週5日のオフィス勤務を義務づけると同社従業員に通達した。オフィス勤務によりイノベーション、コラボレーション、そして社員間の関係性の向上を期待して、この決定を下したとジャシー氏は述べている。例えば、子どもの病気や家族の緊急事態などが生じた場合、パンデミック以前のように一時的なリモートワークを許可するなど配慮した対応は継続される。昨年5月には、パンデミックにより始まった完全リモートワークから、少なくとも週3日間のオフィス勤務が義務となるハイブリッドの勤務形態に変わり、その際には多くの社員が同社を去った。あるアマゾンの従業員は、今回の発表で転職を検討し始めた同僚がいると話しており、また週5日間のオフィス勤務は、子どもを持つ従業員に及ぼす影響が大きいと考えている。またアマゾンの決定について地元の不動産ブローカーは、同社従業員のオフィス復帰でシアトル周辺の交通が悪化する可能性が高く、さらに周辺地域で住宅市場がさらに過熱することが予想されると述べた。一方、ダウンタウン協会は、同エリアの人の往来が大幅に増えて経済活動が活発になり、ダウンタウンが活気づくとアマゾンの決定を歓迎している。KING5の関連記事はこちら


UWがBig Tenに移籍後初のアップル・カップが行われる

9/16/2024・KING5

ワシントン大学(UW)とワシントン州立大学(WSU)のフットボール・チームが行う伝統の一戦、アップル・カップが14日(土)にシアトルのルーメン・フィールドで開催された。WSUは、ジョン・マティア選手(クォーターバック)の3タッチダウンと、ディフェンスが試合終盤にゴールラインを守り切る活躍をみせて24-19で勝利した。両大学は昨年までPac-12カンファレンスに所属していたが、カンファレンス再編成の混乱によりUWはBig Tenカンファレンスに移籍、そしてWSUはPac-12カンファレンスに残ることになり、アップル・カップは存続の危機に晒された。今年は60年以上ぶりに非カンファレンスの試合として開催され、会場はキャンパス外の球場、そして例年より早い9月に行われた。アップル・カップは2028年シーズンまで継続が決まっており、来年はプルマンで行われる予定。KING5の関連記事はこちら