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2025年4月14日~4月18日のニュース

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シアトル市内数カ所の信号機で音声改ざん、政治的なメッセージに

4/17/2025

シアトル市交通局(SDOT)は16日(水)、ユニバーシティ・ディストリクトなど少なくとも6カ所の交差点で信号機が改ざんされ、歩行者用のボタンを押すと政治的なメッセージが流れるようになり、市当局が対応したと発表した。本来は視覚障害者が安全に横断するための音声が流れるが、改ざんされた信号機では「ジェフ・ベゾスです。この横断歩道はアマゾン・プライムがスポンサーです」という音声の後に、「金持ちに課税しないでください」などのメッセージが続く。この問題はワシントン州議会議員が100万ドル以上の株式や債券の売却・交換に2.9%の税を課す計画を発表した翌日に発生。数日前には、カリフォルニア州パロアルトでも、信号機の音声が改ざんされ、テスラの創業者イーロン・マスクを模するメッセージが流れる問題が発生した。SDOTは、視覚障害者の安全を脅かす行為と問題視しており、信号機の改ざんを見つけた場合は「Find It, Fix It」アプリやオンラインフォーム、電話などで市に報告するよう住民に協力を求めている。KING5の関連記事はこちら


シータック空港の保安検査場、新規追加に伴い各ポイントの番号が変更

4/17/2025

シアトル・タコマ空港(シータック空港)は17日(木)より保安検査場(チェックポイント)に振っている番号を変更する。同空港の手荷物受取階(レベル4)に、一般検査、TSAプリチェック、CLEAR、SEA Spot Saverの対象者を受け入れる新たなチェックポイントが6月に開設される予定で、このチェックポイントの番号が1となる。発券・チェックインのメイン・レベル南側にある旧チェックポイント1は2に変更され、同階の既存チェックポイントの番号は2から6に改められる。北側にあるチェックポイント6(旧チェックポイント5)は改装工事(SEAゲートウェイ・プロジェクト)が進行中のため閉鎖されており、感謝祭前にオープンする見込み。また、すべてのチェックポイントが稼働するようになれば、レーン数は28から39と大幅に増えると空港関係者は話しており、セキュリティ検査のキャパシティが大幅に向上し、混雑の緩和が期待されている。KIRO7の関連記事はこちら


全米の旅行者の19%がREAL IDに準拠していない身分証を使用

4/17/2025

5月7日以降、アメリカ国内線の飛行機に搭乗するには、REAL ID(連邦法)に準拠した身分証の提示が必要になるが、TSA(米運輸保安局)によると、全米の旅行者の19%がREAL IDに準拠していない身分証を使用している。毎日約6万人が搭乗前のクリーニングを受けるシアトル・タコマ国際空港にこの割合を当てはめると、身分証が同法律に未対応と推定される旅行者数は約1万2000人。REAL ID準拠でない身分証しか持っていない場合、追加審査や保安検査場に入れない可能性もあるとTSAは警告している。ワシントン州が発行する運転免許証やIDカードでは、Enhanced Driver License(EDL)やEnhanced Identification Card(EID)はREAL ID法に準拠しているが、標準的なものは準拠していない。米軍の身分証、アメリカまたは外国のパスポート、グリーンカードなどもREAL IDとして認められる。なお、ワシントン州でEDL、EIDが発行されるのはアメリカ国籍を保有する住民のみ。KING5の関連記事はこちら


中国政府が国内航空会社にボーイング社のジェット機納入停止を指示

4/16/2025

ブルームバーグ・ニュースの15日(火)の報道によると、中国政府が国内の航空会社に対してボーイング社からのジェット機納入、およびアメリカ企業からの航空機関連の部品などの購入を停止するよう指示した。この命令は、ドナルド・トランプ大統領が中国からの輸入品に課した145%の関税への報復として出されたもの。中国政府も先週末、アメリカ製品に対する報復関税を84%から125%に引き上げた。ボーイング社は中国の航空会社へ、レントン工場で組み立てられている737 MAX合計10機を納品する予定だったと伝えられている。KIRO7の関連記事はこちら


I-5の道路工事区域で今週よりスピードカメラが稼働

4/15/2025

ワシントン州は16日(水)より、ルイス・マッコード統合基地(ビアス郡)近くの高速道路I-5での道路工事区域において、スピード違反を取締まるカメラを稼働させる。道路工事区域のスピードカメラ導入は今回が初めてで、作業員がいる時のみ違反が記録される。1回目のスピード違反には罰金は科せられないが、2回目以降は248ドルの罰金を支払わなければならない。このカメラで確認された違反は non-moving violation となり、運転記録(過去の交通違反・事故の記録)や自動車保険に影響しない。スピード違反が問題となっている工事、保守などが行われる現場へカメラが巡回する予定。ワシントン州によると、州内の道路工事区域では車の衝突事故が多発しており、主な原因の1つはスピードの出し過ぎ。工事作業員の安全を守る措置として、工事区域へのスピードカメラ導入が2023年に州議会で可決された。州は夏までにさらに5台のカメラを導入したいと述べている。KING5の関連記事はこちら


シアトルのクルーズ観光シーズンが始まる、出港予定便数は過去最高

4/14/2025

シアトルのウォーターフロントでは12日(土)、クルーズ船ノルウェージャン・ブリス号(アラスカ行き)が出港し、シアトルのクルーズ観光シーズンが始まった。シアトル港湾局によると、今年の4月から10月の間にシアトルを出港予定の便数は過去最高の298便で、約190万人の乗船客を見込んでいる。クルーズ船に必要な物資の供給、ホテル、レストラン、観光など、クルーズ観光が地元経済にもたらす利益は推定9億ドルで、約5,500人の季節雇用が生み出される見込み。COVID-19の大流行で世界中のクルーズ旅行がほぼ停止状態になってから5年経過した今は、同業界の力強い回復が見られる。
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