サウンド・トランジットが財源不足を補うため固定資産税引き上げを検討
10/10/2025
公共交通機関のサウンド・トランジットは、ライトレール建設における推定2,200億から3,000億ドルの資金不足を補うため、2026年に固定資産税を1%引き上げる提案を9日(木)に行われた同機関の財務・監査委員会で議論した。サウンド・トランジットによる税率引き上げの上限は州法で1%に制限しているが、新たに課税対象となる新築物件の追加や地価上昇により、実質の増税率は約3.8%。この提案では、2026年の固定資産税徴収額を1億8,300万ドル(今年から3.8%増)に引き上げる内容となっている。同機関の財務担当者は、増税により計画中の拡張工事のスケジュール維持が可能になると述べている。2016年に行われたサウンド・トランジット3に関する住民投票で、同機関は年1%の増税権限を取得しているため、今回検討中の増税については新たな住民投票は不要。理事会は今月23日(木)に再審議し、2026年の税額を決定する見込み。サウンド・トランジットによれば、シアトルの一般家庭への増税は固定資産評価額1,000ドルあたり約16セントに相当し、影響は小さいと主張しているが、多くの住民からは負担の増加に不満の声が上がっている。KING5の関連記事はこちら
キング郡がヘイトクライム被害者のための24時間ホットラインを開設
10/9/2025
キング郡は、憎悪犯罪や偏見に基づく事件の被害者などが24時間通報できるホットライン「Stop Hate Hotline(ストップ・ヘイト・ホットライン)」を開設した。電話番号は833-786-7481(833-STOP-H81)で、非営利団体のCrisis Connectionsが運営している。200以上の言語での通訳サービスも提供しており、匿名での通報も可能。被害者や通報者は、地域の支援リソースやサービスにつながることができ、希望すれば法執行機関への通報サポートも受けられる。キング郡議会は、偏見とヘイトに反対する地域団体の活動や他の地域での成功事例をもとに、ヘイトクライムの被害者による通報の機会を広げる法案を2022年に全会一致で可決している。KING5の関連記事はこちら
ウエストレイク・パークが改修工事のため今月から来年春まで閉鎖
10/8/2025
1988年に建設されたダウンタウン・シアトルの中心地にある公園、ウエストレイク・パークは、老朽化したインフラの改修と公園の再設計(第3フェーズ)の工事に伴い、10月から2026年春まで閉鎖される。同公園はシアトル・センター、コンベンション・センター、パイクプレイス・マーケット、シアトル・ウォーターフロント・パーク、サウス・レイク・ユニオンといった場所や地域を結ぶ場所で、オフィスや住民、観光客にとって重要な交通のハブとして機能。しかし周辺の発展に伴って、インフラやデザインが時代遅れとなり、地域のニーズに合わなくなっているという。シアトル・パークス財団は、シアトル市公園・レクリエーション局と連携し、住民、行政機関、企業、施設所有者、地域サービス提供者らを結集して、公園の再構築に取り組んでいる。KING5の関連記事はこちら
シアトル・タコマ・エベレット地域の住宅の中央値価格が9月に下落
10/8/2025
シアトル・タコマ・エベレット地域では、住宅の在庫の増加と高金利のため、9月に住宅の中央値価格が下落した。 ノースウエスト・マルチプル・リスティング・サービス(Northwest Multiple Listing Service)の報告によると、ワシントン州全体の住宅中央値価格は2025年9月に63万700ドルに下落し、前年同月との比較で 0.7%減少、また前月比では3%の減少しており、キング郡、スノホミッシュ郡、ピアス郡でも同様の傾向が見られるという。長期住宅ローン金利の平均は今週6.34%に上昇し、先週の6.3%から増加。1年前の平均は6.12%だった。高い金利が買い手の動きを鈍らせている一方、 9月の売りに出される住宅の数(アクティブ物件)は前年比で27.3%増加(20,052件)。 しかし成約件数の増加は5.9%にとどまっている。専門家によると、住宅価格は今後しばらく横ばいの状態が続き、 2026年春以降に再上昇の可能性があるが、上昇ペースは緩やかになる見込み。シアトルでは、一戸建て用地により多くの住宅を建てやすくなった新たなゾーニング(用途地域緩和)により、住宅の再開発やデュプレックス・ADU建設を進める投資家が増加している。KING5の関連記事はこちら
シアトルと日本の科学者を含む3人がノーベル生理学・医学賞を受賞
10/6/2025
6日(月)に2025年のノーベル生理学・医学賞受賞者の発表があり、末梢免疫寛容に関する発見が評価されたシアトルと日本の科学者を含む3人に授与されることが明らかになった。ノーベル賞を受賞するのは、シアトルのシステム生物学研究所(Institute for Systems Biology)上級プログラムマネージャーであるメアリー・E・ブランコウ氏、大阪大学免疫学フロンティア研究センター特別教授の坂口志文氏、サンフランシスコにあるソノマ・バイオセラピューティクス(Sonoma Biotherapeutics)科学顧問のフレッド・ラムズデル氏。3人の研究により、免疫システムが自分自身の体を攻撃する自己免疫を防ぐ仕組み、特に制御性T細胞の働きが明らかになった。この発見はがんや自己免疫疾患の治療法開発に貢献し、臓器移植の成功率向上にも役立つ可能性がある。ブランコウ氏は、スウェーデンからの番号が表示されたため、最初のノーベル委員会からの電話をスパムだと思って無視したと述べており、AP通信によると、同氏は早朝に自宅を訪れた同社のカメラマンから自身の受賞を知ったという。KIRO7の関連記事はこちら




